「居場所づくりワークショップ」の第1回目を開催しました!

2023/01/29

今年の夏に予定していたミニふくおかは、コロナウイルス感染症が広まって、残念ながら開催することができませんでした。それから、コロナ下でも実施できる少人数の新しいプログラムを考えて、3つのワークショップを開催することが決まりました。そのひとつが、「居場所づくりワークショップ」です。

このワークショップは、ミニふくおかで当日市民がまちの中に自分の家のような居場所を作るプログラムを応用したものです。段ボールで作った自分の居場所をつなげていって、「みんなのまち」を作る過程を通して、まちの成り立ちや人との関わり方などを体験します。
1月29日に、さざんぴあ博多で開催されたこのワークショップには18名の小学生が参加して、居場所づくりを体験しました。

講師は建築家の森裕さん!
ミニふくおかでは大きな会場(まち)の設計を担当していただき、ものづくりの発想を引き立ててくれる先生です。また、アシスタントとして建築設計のお仕事をしている方々も加わり、空間づくりのプロがサポートしてくれる贅沢なワークショップとなりました。

はじめは自分の居場所づくり。切り込みの入ったダンボールを組み合わせて、1m×1mの敷地の上に居心地のよい空間を作っていきます。何度も組み合わせを変えたりしながら、少しずつ組み上がっていく様子は、積み木を積み重ねてお城を作っているようです。

自分の居場所ができたら、グループのみんなで話し合って誰の居場所どこに置くかを決めます。そして、崩れないようにみんなでゆっくりと持ち上げて、息を合わせながら移動させてまちの中に居場所を並べていきます。シンボリックな建物から置き始めたり、道路に沿って並べたり、3つの私たちのまちができました。

中に入って座ると、前の人と目があって笑ったり、となりの声が聞こえたりして、周りの気配を感じていました。

ダンボールにマジックで絵を描いたり色を塗ったり、折り紙や毛糸を貼り付けたりして、飾りつけをしていきます。折り紙で花を織って飾ったり、ポストを作ってみたり、次第に居場所に個性が出てきて賑わいを感じるまちになってきました。

グループでまちの名前を考えます。まちの中でなんとなく揃っているところや特徴的なところ、他のまちと比べて違うところなどを見ながら話し合って3つの町が誕生しました!

名前が決まったらまちの看板を作って完成です。ワークショップを通して、チームワークやまちへの愛着も出てきました。