株式会社ミカサ

松﨑裕二 指定管理部門 次長
濵口宏一郎 指定管理部門 課長補佐
後藤いずみ  指定管理部門
住所:
福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目16-14 リファレンス駅東ビル 6F
公式HP:https://mikasakk.co.jp/

 

―企業として昨年も参加されていますが、「ミニふくおか」のイメージを教えてください。   

子どもたちがわきあいあいとまちをつくっている楽しいイメージがあります。このような「元気があるまち」を福岡市が主導して、大きな施設でつくられている、そこに参加できることがとても良かったです。現場で子どもたちを見ていると「子どもも『大人』だな」と感じる瞬間が多くありました逆に子どもから親が教えられることも。もし自分の子どもが参加できる年代だったらぜひ参加させたかったです。 

そもそも「ミニふくおか」に参加したきっかけは、NPO共働でプロジェクトを行う中で紹介していただいたものです。私たち企業とNPOという、普段は出会うことのない異業種がつながっていられるのが画期的で、知らない世界を見させてもらえている。それが現在まで協賛を続けることにつながっています。そして子どものため、将来のためになっているということも当然大きいですが、私どもの社是である社会貢献とのつながりが強く、継続には大変意味があると考えていますし、「ミニふくおか」に参加しているという事実は、少しずつですが社員に浸透しています。

最近は若い社員も多く、彼ら彼女らが結婚し、その子どもたちが育っていく中で、こういったイベントや取り組みに参加する意義、影響が出てくるのかなとも考えています

 

―今年はコロナ禍もありました。その中で御社の変化はありましたか?

私たちの会社は、みなさんが好んではやらない仕事が多いと思います。そんな中コロナになって清掃部門においては対コロナの消毒サービスというのを作りました。小学校でクラスターが発生した後、保健所と消毒を行うタイミングについて話しながら、学校全体や指定された部分を消毒するという業務を、市内外を含めて10件以上行いました。ニュースなどで見られる、防護服を着ての作業です。夏場などは汗がすごくでて、体力的にも精神的にも大変な作業でした。 

そのような業務も発生する大変な時期ではありましたが、子どもたちへの支援は続けていきたいということになりました。「アジア太平洋子ども会議」を長年支援している弊社の社長の意志も強く影響しているのですが、子育てというのは単年度で考えられるものではないですよね。長く続けていくべきものだと考えていますので、社内でも反対などはなかったです。今年の「ミニふくおか」のプログラムを見て、前述した通り社会貢献が社是の弊社としては「コロナだからやらない」ではなく「コロナだけれどどうするか」を反映しているなと。その思いを感じました。基本的にまちづくりを体験することには変わりはなく、その中にコロナという要素が入っている。社会全体も同じですが、どうやったらその障害をクリアすることができるのかという考え方が、今の子どもたちの中では育っていくと思います。

 

―「ピンチはチャンス」的な考え方を、子どもたちはできるということですね。 

今までできていたことができなくなって、オンラインなどの方法もありますが、状況が変わり自分たちが何をしなくてはいけないのかという知の探索の部分では本当のイノベーションが生まれる機会になっていると思います。新しい状況に、新しい考え方で生きていく、そんなハードルを楽しめる子どもたちが育ってくれると良いなと思います 

自然災害やコロナのような事態は今後も出てくると思います。子どもたちには、その時に新しい状況に対応できる考え方を学んで欲しい。これから先、温暖化が進むと冬もあまり寒くならないかもしれない、それでも「冬だから」という理由でコートを着込むような、過去からの考え方に囚われたままではうまくいかないことも多くなるでしょう。新たな波に対応できる柔軟性や豊かな発想、創造力を生み出していって欲しいです。AIなどの科学技術が進むことで、電車の運転手やパイロットなど今まで「なりたかった職業」だったものが世の中から姿を消していくかもしれません。その中で「自分は何ができるのか」を豊かな発想で考えていくのは若い世代にしかできない。今はそういうことを学べる状況ですし、「ミニふくおか」の次の展開にも関わる部分なのではないかと思うです。  

 

―御社には、社員さんやお子さんたちを対象としたユニークな取り組みがあると聞いています。 

「未来プロジェクト」という取り組みを行なっています。今年で3回目となります。社員のお子さんたち10人くらいが会社や事業所に集まって、お仕事体験をしています。名刺交換などはとても楽しそうですねお子さんたちごとに名刺と名刺ケースを作ってお父さんのところに名刺交換に行く。最初の頃はすごく緊張していたですが、お昼休みごろになるとみんな仲良くなって鬼ごっこをたりですね。親にとっても自分の子どもの新たな一面が見えたという感想がありました。 

また同プロジェクトでは水処理施設や体育館などを見学・体験します。参加されるお子さんの親御さんがいる施設を見学できるようにプログラムしています。

未来プロジェクト以外にも、社員が汗をかいて地域の花壇を整備する「一人一花」運動に関わる活動や、知識の財産である本を交換する「Book Book 本市」の活動など、CSR、社会貢献活動を行わせていただいています。こちらも社是「社会貢献」を反映するものですね。

 

―今年のミニふくおかの「ポップコーンシティ」はどんなまちであったら良いと思われますか?

「ポップコーンシティ」って名前を聞いたときに可愛いと思った。今までにないものができたらなと思っています。

どんなまちを望むか」と問われれば私どもは社会になくてはならないエッセンシャルワーカー、社会を守る職業にも目を向けて欲しいなと思います。例えば、遊び感覚でドローンをコントロールして街を綺麗にする仕事とかですね私どもが取り組んでいる水処理の仕事などは、環境を守る仕事です私どもがインフラでやっている仕事は、子どもからすると取つきにくいと思うです。大人から見てもなかなか選びにくい仕事を、彼らの発想でつらそうだけどもこうやると楽しくできる」とかですね。楽しくインフラを支えるまち部分も見えるといいなと思うです。

最近だとドローンが若い世代に注目されているけれどもエッセンシャルワーカーという話になるとオートマティックな清掃機械に、実はおしゃれな形で仕事ができるような発想が生まれてくると面白いのではと思うです。昔の清掃ってこういうものだったけれども、10 年20年は違う価値観で職業選択しているかもしれないですね。

 

―最後に、「ミニふくおか」について想いやメッセージなどをいただけますか。 

「ミニふくおか」のようなパブリックな枠組みがないと、大人が子どもにアプローチするのが難しい世の中になってしまいましたね。おせっかいがしづらい社会。自分の住んでいる地域でさえも、勝手に子どもたちに向かって何かをやるっていうのができない。だからこそ大変貴重な機会ですよね。 

参加されるみなさんへ。きっと楽しい思い出残る貴重で大切な経験になると思うので、ぜひ気持ちを「ハジけさせて」ください