積水ハウス株式会社

積水ハウス株式会社 福岡マンション事業部 分譲課 山本 彩織 さん
住所:
福岡市中央区天神一丁目15番6号
公式HP:https://www.sekisuihouse.co.jp/

 

―御社独自の活動やCSR、子どもたちを支援する動きなどについて教えてください

ミニふくおかは、子どもたちがまちづくりを体感できるプロジェクトだとうかがっています。弊社も福岡市のアイランドシティにおけるまちづくりに深く関わらせていただいています。弊社のマンションブランド『グランドメゾン』は誕生から20年、アイランドシティのまちびらきから19年が経過しました。その間も私どもは住宅メーカーとして常に研究を重ね、エリアやグレードにこだわった住まいを提供してきました。

弊社が事業において大切にしているのは、スポット的に駅と住まいとをつなぐ「利便性」だけではなく、住まいを提供することでまちの成長を育むこと、そして地域とつながりながら生活文化を創造することです。『グランドメゾン』という住まい、「点」が複数生まれることで「線」の存在になり、そして長い時間軸を経て美しい緑に彩られた豊かなまちという「面」になります。広い時間軸では『グランドメゾン』が核となり、「この街に住みたい」と思っていただけるような、誰からも愛されるまちづくりを目指しています。

周辺の環境と調和する自然石や四季を感じる樹木を取り入れながら、時を経るほどに美しく、味わいを増す住まいを育て、また、マンションでありながら一人ひとりの希望やこだわりに寄り添うといった思想をもとに、地域のみなさまとコミュニケーションを図り、まちの発展に寄与し、これからも住まいを通してさらに豊かなまちを育て、つくっていきたいと思っています。このまちをつくるという弊社の理念は、アイランドシティのまちづくりや、福岡市の取り組みでありますミニふくおかのコンセプトに共通するものがあるのではと思っています。以前は会場がアイランドシティの福岡市総合体育館(照葉積水ハウスアリーナ)だったんですよね。今回は南区開催ということで、また機会があれば是非と思います。

 

最近の弊社の取り組みとしては、「このまちに住みたい」と思っていただきたいことを目的として、様々な層が参加できるさまざまなイベントを行っています。コロナもようやく明けた感がありますので、アイランドシティでは中央公園で昨年開催の「世界水泳」関連イベント、クリスマスマルシェでは地域の子どもたちによるクリスマスベルの演奏会を行ったりしました。あと開発から弊社が関わっています福岡大名ガーデンシティ、大名小学校跡地でも、地域のみなさまとのつながりを大事にしています。夏祭りやどんたくの会場、クリスマスイベント、さまざまなスポーツや餅つきといった行事・イベントの開催など。地域のみなさまと交流を深めたり、また文化や食を楽しんでいただけたりできる機会が貴重になっているようですので、いろんなことを行っています。

 

―ミニふくおか2023は新しい「クエスト」の登場など初の試みもあります。(※カードサンプルを触り実際にチャレンジ)やってみていかがですか?感想などもお願いいたします。

カード、とっても楽しそうですね。遊びながら学べるのが良いです。(クエストを実際に体験、糸電話になる紙コップに糸を通し、30秒以上会話をするというクエスト。)

きっと子どもの頃にやったはずなんですけど。本当に聞こえる!20代の私がやってもこんなに楽しい!無邪気に楽しめるのが良いですね。誰かと協力しながらだと、新しいつながり、交流が生まれますね。(たくさん並んでいるカードを見ながら)こんなクエストがたくさんあるのなら、きっと子どもたちは夢中になりそうですね。

(クエストクリアでもらえる「ハピ」について)やっぱりハッピーから来ているんですか?良いですね。まちが良くなると増える数字があるのはユニークですね。弊社の理念、(住宅が)売れればいいわけじゃない、「まちをつくりたい」、住んでからももちろん満足して欲しい、住まいができて「緑が増えて鳥が増えたよね」と言っていただきたい、という気持ちと共通するものがあると思います。

もし自分が子どもの頃にミニふくおかがあったら、参加したかったですね。正解、答えが決まっていないものを自主的にやってみるって、子どもたち自身の「自己肯定」感を養えるんじゃないかと思います。

 

―これから社会を支える子どもたちに、メッセージをいただけますか。

ミニふくおかでたくさん楽しんでいただいて、何にでもチャレンジして欲しい。ある意味なんでも正解ですし、いろいろチャレンジしながら、そこで楽しんでいる自分自身、そして周りの人を好きになって欲しいなと思います。

私自身は山口出身、大学が長崎、今は福岡在住ですが、大学の卒論では「道の駅」などを研究したりしていました。例えば、長門の道の駅はお魚がとても美味しいので、道の駅本来の目的はドライバーの休憩の場なのですが、県外からの観光目的地になったりしています。まちを盛り上げたり、良くしたいと思わせる存在を調べることが好きでした。弊社でも道の駅と周辺を盛り上げる地域再生のプロジェクトを行っていたりするのですが、個人的にもまちをもりあげたいなという想いと職業が、そういう意味では結びついていますね。私が子どもでミニふくおかに参加するのでしたら、「まちづくり」や「にぎわい」に関するクエストをやりたいなって思います。その感覚が、今の職業に結びついているのではと思います。

今でもあくまで個人的にですが、アイランドシティにカフェ、憩いの場があったらいいなぁと考えたりしています。市民のみなさんもミニふくおかで、まちの「ハピ」のためにいろんなクエストにチャレンジしてみてくださいね。