積水ハウス株式会社

金子早祐 福岡マンション事業部
住所:
福岡市中央区天神一丁目15番6号
公式HP:https://www.sekisuihouse.co.jp/gm/fuk/forestplace/

 

ずっと「ミニふくおか」を支援していただいて、ありがとうございます。   

「ミニふくおか」についてはその趣旨に賛同していること、また2年前に当社がネーミングライツを持つ「積水ハウスアリーナ」が会場となったことを契機に、ご支援させていただいています。今年も新型コロナウイルスの影響もあり、保護者の皆様のこうした公的な交流と成長の場が少なくなるではないかという課題に少しでも力になれればという思いで支援を継続させていただきました。 

現在のようなコロナ下の状況で、子どもたちが集まれる場、コミュニティを考える機会になるというのも大きな理由でした。弊社は福岡市と一緒に、アイランドシティのまちづくりを行っているという部分もあるので、子どもたちの未来をつくっていこうというところへの共感もあります。私たちは「まちづくり」を積極的に行う企業でもありますので支援させて頂きました。 

 

「ミニふくおか」への理解、大変ありがたいです。ぜひ、まちづくりのプロとしていろいろ教わりたいですね。 

イベント当日は当然盛り上がると思うんですが、もし機会がありましたら子どもたちの準備の段階、打ち合わせの風景から見させていただきたいです。 

正直、私たちも子どもたちから教わることがたくさんあると思っています。 打ち合わせではどんな話をしているのか、今の子達だからできる斬新な発想とか、ぜひ聞いてみたいなと思っています。ロナ下もありますが、私たちの世代もそうですが今の子どもたちにはこういう経験はあんまりできないと思うんです。自分に子供がいたら是非こういう経験をさせてみたいと思います。 

今は子どもの自主性に合わせセミナー習い事などもありますし自分も仕事をしていく上で自主性がある人ってすごいなと思うことが多々あります。 今世の中は常識だと思っていたものが、変わっていく状況にあると思いますそれに対応できるのは積極性や自主性を持っている人だと思います。 新しいものに取り組もうとする気持ちですとか そういうものを持っている人がこれからの世の中重要視されていくと思います。 

 

ミニふくおかのような体験を通じてどんなことを子どもたちに学んで欲しいと思っていますか? 

今はインターネット、デジタルでできることが大きく躍進した社会でありそれが悪いことだとは思いません。でもデジタルでは拾いきれない情報や空気はあります。是非リアルな場でそれを感じて、自分のことや目の前にいる他人のことを考えてみて欲しいなと思います。このような社会状況の中で、リアルで会うことは難しいこともありますけど。直接、その場にいることでしかできないコミュニケーションを、学んで欲しい。 私たちも可能な限り、お客さんとは直接会ってやり取りをすることにしています。微妙なニュアンスやコミュニケーションは、やはり対面でしか得られないですからね 

 

コミュニケーションのあり方とともに、家やまちの考え方も変わってきますよね。 

例えばコロナ下の昨今ではマンション内では非接触型のエレベーターなど、感染症対策は徹底されていますが、いわゆる「新しい生活様式が認められるようになってテレワークワーケーションなど働き方の選択肢が広がって、東京などからこの照葉のマンションを求められるような方もいらっしゃいます。 新しい目線で選んでいただけているのではないかと思います。

もちろんマンションの一部屋一部屋を販売するというのが仕事ではあるのですが、弊社は16年ほど開発に携わらせていただいアイランドシティが福岡で最も住みやすい住宅街になるようにという「まちのブランディング」 も行なっています。「まちのことを好きになってもらう」体験をお客様にご提供しています。 自社の物件を選んでもらえなかったとしても、アイランドシティに住んでもらって、 このまちを好きになってもらう。 それが仕事の半分だと思ってやらせていただいております。 

お客様の価値観は色々なので、やはり「駅近がいい」というようなことを言われたりもしますが、 私たちが開発しているこのエリアの魅力をできるだけ伝えるようにしています。 その上で、その価値観を取り入れて頂けるお客様に関しては、「本当にいいまちだ」と思っていただける。 

福岡市にとっても市民にとっても、この街を完成させて「良いエリアだ」というイメージを持っていただくことはプラスにつながると思います。 私どもの物件を買っていただけなかったとしても、まちの魅力を感じてもらえるような伝え方をしようと、スタッフ一同、思っています。 交通の便などもありますが、「住んでみたらやっぱり一番いいまち」という風に思ってもらえるようにお伝えしています。 住んでいる人が友人に「本当にいいまちだよ」と言えるような。むしろ、物件の購入にいたらなかった方にも「いいまちだった」と言っていただけるようにブランディングを行っています。 

 

「ミニふくおか」に関する社員のみなさまからの声はございますか?

社員の中でも自分の子ども達を参加させたいという意見も多かったですまちづくりの仕事をしているということもあるので、まちづくりを仕事にするというのはどういうことかというのを子どもたちにわかってほしいという気持ちもあります。自分たちが支援をしているということもあり、是非自分達の子どもを参加させたいという社員は多いです 

 

ありがたいです。御社は前回の小笠原様(ダンスと地域活動のスペシャリスト)への取材(詳細はコチラ https://minifukuoka.jp/pastnews/archive_mf2020_0301_2/ の際も感じたのですが、社員の個性を大事にする社風がおありですか? 

個性は自由に取り入れているところがあるかもしれませんね。接客業以外にも広告などで他の業者と一緒に仕事をすることもあるのですが、そういう時はチームでそれぞれの個性を考えながら、仕事にあたっているという面はあります。 何でもオールマイティにこなせることがもちろん良いことではあるのですが、何かに特化しているということが人材として求められるようになってきていると思います。それは何でもいいと思っていて自主性でもいいですしチャレンジする気持ちでもいいと思っています。やる気だけは負けないという人もいると思います。 子どもたちにも「これだけは自信がある」と言えるようになってもらえたらと思います。 

自分も大学生の頃は社会に出るということはそれほど意識しておりませんでしたが、あの時ああしていればというふうに後悔はしておりますので、そういうことが学べる機会を作って頂いているミニふくおかやそれに関わる皆さんを支援していきたいという気持ちは社員一同変わらず持っています。どの大人も「もっとあんな体験をしておけば良かった」という後悔はあると思いますので、そういう機会を作って頂けているということにまず感謝ですね。

 

大人に響く言葉、ありがとうございます。このようなコロナ下の状況でも子どもたち持ち続けてほしいものは何でしょう? 

「自分から考えられる・動ける」ことを忘れない。与えられた情報だけでは受け身になりがちだと思います。積極性と創造力を忘れずに、今の自分が考えていること感じていることを、自由に動けるようになった時に、自発的に夢や目標へ向かう活力に変えてほしいです。 

今は本当にどんな情報でも簡単に得られる時代です。それらをどのように考えるのか、考える力が大事になります。 これからの時代は、知識自体は自分がその気になればいくらでも集められます。自主性とか、それをどのように活用していこうかという発想自体が大事になります。「ミニふくおか」はそういった発想力を養える場だと思っていますので、それを感じながら体験していただけたらと思います。社会や経済の仕組みを学べる場を体験することで、大人になってからも挑戦しやすくなるのではないかと思います。 

 

「ミニふくおか」の理念もご理解いただき、ありがとうございます。背中を押された気分です。最後に子どもたちにメッセージをいただけますか? 

チャレンジする気持ちというのを忘れないでいただきたい。挑戦する、チャレンジするという気持ちは歳をとるにつれて弱くなっていく、保守的になっていくものだと思います。 

現代は、「常識だったもの」が日々新しくなっていく時代です。新しいことにチャレンジしようという気持ちを持ち続けていられれば、すごい人になれるはず。 そういう人が大人になって大成した時に、「あの時のミニふくおかがあったから」と言ってくれると良いですね。 私たちもそういう人が一人でも出てくればという思いで支援させて頂いております。 

色々な大人の気持ちがこもった「ミニふくおか」を楽しんで欲しいですね。